ダイビングの時に背負っているのは“酸素ボンベ”?!

ダイビングをしたことのない人に「酸素ボンベって重くないの?」と聞かれることがあります。でも、実はダイバーが背負っているのは、普通の空気を圧縮していれてある“タンク”と呼ばれるものなんです。

タンクは重くないの?

タンクの重さは材質や内容量などによって変わりますが、それなりに重いです。

スチール製タンクの場合、8Lで約11kg、12Lで約15kg、一般的に多く使われている10Lで13kg強です。アルミ製タンクの場合は10Lで約14kgです。

これに空気の重さが加わります。
1気圧の空気は1Lで約1.29gですので、10Lの内容量のタンクに200気圧の空気を詰めた場合
10L×1.29g×200気圧=2580g
空気の重さ約2.6kgを加えます。

つまり、10Lのスチールタンクに空気が満タン(200気圧)の場合、約16kg弱、10Lのアルミタンクに空気が満タン(200気圧)の場合、約16kg強となり、アルミタンクの方が若干重いですね。

ただ、水に入ったときには、タンクの体積と同じ水の重さの浮力を受けますから、水の中ではタンクの重さと浮力がほぼ釣り合うので、水中ではダイバーはタンクの重さを感じません。

タンクって買うの?借りるの?

基本的にダイビングで使用するタンクは、ダイビングサービスなどから借りて使用します。

現在使われているタンクには、200kg/cm2(ゲージ圧力)の空気が詰まっています。何と大気圧の200倍もの圧力です。このように高い圧力の気体(ガス)は、「高圧ガス保安法」という法律によって規制を受けてます。

タンクに空気をつめる、すなわち圧縮ガスを製造する、また圧縮ガスを販売する者は、都道府県知事の許可を受けなければなりません。また、タンクを所有するものは、1989年3月以前に製造されたタンクは3年毎、1989年4月以降に製造されたタンクは5年毎にタンクおよび附属品(バルブ)について、耐圧試験(自動車の車検のような定期検査)を受けなければなりません。

個人でこれらを管理することはとても難しいので、個人でタンクを持つ人は少なく、ほとんどがレンタルタンクを利用しています。

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